ARTWORK
NAOTO TSUJITA(UMBRA/six)
VJ/Visual Artist/six:VJ担当
NAOTO TSUJITAの映像表現は影と光である。白と黒の画面構成をドグマとし、それが自身の持つミニマル/テクノに対する美意識をもとに、隆起するグルーヴを表現する。いわば音という目に見えない存在そのものにVJとして「影と光」を与えていくクリエイティブを担い、独自解釈からなるストーリーをもとにクオリティとリアルタイム性にこだわりながら可逆的に構成されるモノクロノームの映像は時としてグルーヴを帯び、視覚を覆う閃光として変異的な侵食を魅せる独自の世界観として緻密に放たれている。VJとしての活動開始以降、常にテクノを中心としたパーティへの出演を続ける現在、盟友DJ ZENとともに岡山のYEBISU YA PROを中心にプレイしながら、東京幡ヶ谷forestlimitで不定期に開催されているDJ WADAとKO UMEHARAとのレギュラーパーティ「contatto」のレジデントVJなど、その活動は全国のさまざまなパーティへと拡がっている。2014年にはZENとともにAudio Visual Unit「six」を結成し、sixの2人がレジデントの不定期パーティ「UMBRA」を高松/岡山の2都市にて立ち上げるなど、シーンに対してもさまざまな側面から精力的にアプローチを続けている。Visual Artistとして、DJ WADA(dirreta/co-fusion)とのコラボレーションを2011年から積極的に行い、DJ WADAの楽曲のミュージックビデオを制作しVimeoにて公式にアップロードしている。またデトロイト・テクノ創始者Derrick Mayが主宰する「Transmat」から、HIROSHI WATANABEが2016年にリリースした「The Multiverse」のミュージックビデオの企画制作をすべて担当し、楽曲のその先に見える壮大なイメージを映像を通して明確に表現した。この結果、Transmatから映像作品を配信した初めての日本人アーティストとして、世界中から高い支持を得ることとなった。2018年にはCD HATA x KOYASの「Roll Pusher」のミュージックビデオを制作するなどその活動は多岐にわたる。2018年11月にはWWW Xで開催された「MUTEK.JP x RA」に出演を果たし、ドイツのレーベル「HORO」所属のアーティストLemnaとのコンセプチュアルなコラボレーションライブを繰り広げ会場のオーディエンスからも高い評価を受けるとともに新たな表現ステージへの扉を開くこととなる。翌年2019年2月には引き続き「DIGITAL CHOC × MUTEK.JP」にAKIKO KIYAMAとのA/Vライブパフォーマンスにて立て続けに出演を果たした。また同年夏に瀬戸内国際芸術祭2019の作品として誕生したサテライトスタジオ「DOMMUNE SETOUCHI」には38プログラム中4度の配信にVJとして参加。DJ YAZIやgalcid、YPYそしてEYヨとの共演で回を追うごとに異なる4つの映像表現を展開し、同郷のDOMMUNE主宰宇川直宏には「その映像はもはや狂気」とまで言わしめた。より質の高いクリエイティブでさまざまなフィールドへの活動の幅を広げているNAOTO TSUJITAだが、どのようなベニューであろうが頑ななまでに一貫したモノクロームの映像美学による独自世界を表現し続けている。
https://naototsujita.com
https://jp.residentadvisor.net/features/3346
VJ ramneu
福岡のクリエイティブ集団CHANOMAから現在では映像とweb designの制作チームnuwにて活動、別プロジェクトEGGNOMAでは映像と音の作品『JAST GIRL』を制作し最近公開。
即興演奏のバンドをしていたときに映像を使った演出をしたいと思いVJに興味を持つ。
音楽と映像の関わりに興味があり表現のひとつとしてvjを行っている。
福岡のテクノパーティーなどでVJ、自分始動のパーティー『出口なし』ではDJ、liveなどもやっている。 形がない何かを形にしてみたいので映像や音楽をする。
雰囲気があるものが好き。酔うのも好き。
SAKISHIRAZ/サキシラズ
金属製品のデザインから加工までを一貫して行うユニット
鉄 ステンレス アルミニウム 真鍮 を使用素材とし、 主に店舗什器や家具、 舞台美術など アート関連の
金物を制作。量産の恩恵を受けて育ったからこそ、 物質的な豊かさの中で、 霧がかかってしまった 『手作業
から生まれる創造性』 と向き合う必要を感じ活動。
老練の職人からモノづくりにおける
必要不可欠な技術や態度を引き継ぎ、 自由で豊かなクリエイションをsakishirazは志向。
はおにろ/柏木弘明
循環造形作家、百姓
1977年生まれ。器用貧乏。
20歳頃から東南アジアを中心に旅をし、世界のどこででも生きていきたいと思い、草木染めと手仕事を独学で本格的に始める。現在は岡山の山奥で暮らしながら、フェスティバルでのデコレーションや店舗の内外装の装飾、映画の美術など映像美術にも活動の範囲を広めている。
2003年からイベントでのデコレーションに関わる。
流木や竹、廃材を利用した装飾でFUJI ROCK FESTIVAL、SUMMER SONIC、スカイツリーイルミネーション、森アウトドアヴィレッジなどに参加。2003、4年と冬季キャンプ生活を実践する《ひょうこま》に参加し、小さな循環を意識したライフスタイルを始める。
2005年より友人らと埼玉で子ども達の未来の為のイベント《てのひらまつり》を開催。
2011年に岡山に移住し同イベントを岡山で開催。
マザーアートフェスティバル2013
奥日野里山藝住祭2015、2016
美咲芸術世界2016などに参加しその活動をアート表現の分野にも広げている。